訪問診療の内容
訪問診療とは、病院へ通院することが困難な患者様に対して、医師が定期的、計画的に自宅を訪問して診療を行うものです。かかりつけ医として普段から定期的に診療をさせていただくことで、いつもの様子や変化の兆候を把握できるため、急な病状変化のときも、患者様やご家族様の希望に沿って対応することができます。
安心してお過ごしいただけるよう、当クリニックでは24時間365日医療的支援を行っています。
原則として月2回以上、あらかじめ計画した日時に医師がご自宅を訪問し、診察・検査・処置・お薬の処方などを行い、療養生活全般について相談に応じます。
- ※交通事情や緊急対応などにより訪問時間に1時間ほど余裕を持たせております。
- ※記載の時間はご自宅への到着予定時間です。
- ※緊急性が高い場合でも診察状況や交通事情により30〜60分程度かかることがあります。
- ※交通事情により大幅に遅れる場合にはご連絡をいたします。
訪問診療の対象となる方
- 通院が困難な方
- ご自宅での療養をご希望の方
- 退院後の在宅療養をお考えの方など
対象となる主な疾患名
※上記以外の疾患や、ご状態についてのご相談も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
医療処置・予防接種
| 医療処置 | 輸血腹水穿刺点滴在宅酸素人工呼吸器胃ろう吸引ストーマ褥瘡CVポート等 | 予防接種 | BCG麻しん風しん混合水痘ロタウイルス小児用肺炎球菌B型肝炎五種混合日本脳炎等 |
|---|
検査・処置の内容
問診、視診、聴診、打診、触診、体温、血圧、脈拍、血中酸素濃度測定といった日常診療に加え、以下の検査、処置、管理が可能です。(レントゲン検査、CT・MRI検査等、より専門的な設備を要する検査が必要な場合は当クリニックから診療情報提供書を発行し、連携病院にて施行可能です。)
| 定期的な健康観察 | 血液検査尿検査 |
|---|---|
| 神経機能の評価 | 認知症検査神経診察(筋力、痺れ、反射、等) |
| 内臓機能の評価 | 心電図検査超音波検査(心臓、肝臓、腎臓、膀胱、血管、等) |
| 呼吸の補助 | 在宅酸素療法BiPAP、CPAP気管切開カニューレ交換人工呼吸器たん吸引ネブライザー |
| 栄養の管理 | 嚥下機能評価経鼻胃管胃ろう腸ろう中心静脈栄養、CVポート |
| 排泄の管理 | 尿道留置カテーテル膀胱ろう膀胱皮膚ろう、尿管皮膚ろう大腸ストマ |
| 床ずれの治療 | 褥瘡処置(洗浄、デブリドマン) |
| 痛みの緩和 | 麻薬処方腹水穿刺携帯型精密輸液ポンプ輸血 |
訪問診療の流れ
当院の訪問診療が開始されるまでの大まかな流れは次の通りです。
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01STEPお問い合わせ
お電話やフォームよりご連絡ください。
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02STEP訪問・打ち合わせ
ご自宅等を訪問し、患者様やご家族と面談して病状をヒアリングします。
-
03STEP診療計画の作成
ヒアリング内容をもとに、状態やご希望に合わせた診療計画を立てます。
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04STEPお申込み(ご契約)
内容にご納得いただけましたら、同意書や各種書類をご提出いただき契約となります。
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05STEP訪問診療の開始
初回の訪問日時を決定し、いよいよ訪問診療のスタートとなります。
サポート・連携体制について
病院について
通院について
訪問診療を受けながら病院にかかることも、もちろん可能です。その場合には病院と当クリニックとで経過や治療方針について綿密に情報共有を行い、内容につきましては患者様・ご家族様へきちんとご説明いたしますのでご安心ください。
入院について
体調や療養環境の変化などにより入院が必要になった場合でも、患者様・ご家族様のご希望に沿って対応いたします。入院をご希望された場合には病院への連絡、診療情報提供書の作成、搬送指示を行います。
原則的にはご紹介をいただいた病院、以前受診したことのある病院に依頼をしますが、当クリニックは大学病院をはじめ地域の病院に連携登録医療機関として登録されておりますのでご要望をお聞かせください。
※ご病状や依頼先の病院の受け入れ状況によりご希望に添えない場合もございます。その場合でも消防庁と協力して搬送先を探します。
お薬について
お薬が必要な場合は院外処方箋を発行いたします。お近くの薬局へ処方箋をお持ちになりお受け取りください。薬局によってはFAX処方箋を受け付けていたり、患者様のご自宅へ薬局から薬剤師が訪問しお薬をお届けする制度(訪問服薬指導)もございますので、ご希望の場合はお知らせください。
また、医療材料につきましても薬局でお受け取りいただく場合がございます。お薬を安全にご使用いただくために、当クリニック以外からもらっているお薬やサプリメントなどがある場合にはお教えください。
介護保険における主治医の役割について
ご自宅でより良い療養生活を送るためには訪問診療以外に、多くの方の支援が必要です。ケアマネジャー様、看護師様、介護士様、各種療法士様、デイサービスやショートステイなどの施設様、福祉用具様、支援病院などと密接に連携を図り、患者様が最適な医療を受け、安心してお過ごしいただけるように努めます。
患者様やご家族様はもちろんのこと、介護サービスを提供する各事業所の方々から随時状態のご報告をいただくともに、当クリニックからも必要な助言や指導を口頭、電話、書類などで行います。
そのために患者様、ご家族様には情報提供に関する同意をお願いしております
他の医療機関と介護サービス事業者との連携について
患者様の状況に応じて下記連携機関などときめ細やかな連携体制をとっています。 患者様同意の上、連携する施設間においてICTツール(メディカルケアステーション ※1)で患者様の診療情報などを共有しています。
連携機関(一部)
- つばさクリニック
- もぐもぐクリニック
- あじさい居宅介護支援事業所
- ケアプランなのはな
- すけさん訪問看護ステーション
- ソフィアメディ訪問看護ステーション三鷹
- 杏林大学医学部附属病院
- 東京慈恵会医科大学附属西部医療センター
- 武蔵野赤十字病院
- 国立成育医療研究センター
- 東京都立神経病院
- NTT東日本関東病院
- 榊原記念病院
※1 メディカルケアステーションとは?
患者様の治療やケアに必要な情報を関係職種間でインターネットによりリアルタイムに共有します。
厚生労働省のガイドラインに準拠したセキュリティで大事な情報を守ります。
詳細はこちら
診察にかかる費用
国が定める診療報酬制度に即してご請求申し上げます。医療費(医療保険)と居宅療養管理指導費(介護保険)の自己負担額のお支払いにつきましては月単位でのご請求となります。
- 毎月15日前後に前月分の請求書をご自宅またはご家族様へ郵送させていただきます。
- お支払いにつきましては、口座振替にて1ヶ月分をまとめて領収させていただきます。
- 口座振替は別紙申込書に必要事項をご記入ください。
- 口座振替開始には1ヶ月程度かかります。
- 口座振替手続き完了しました月の27日に一括で振り替えさせていただきます。ご了承ください。
- 費用につきまして、ご不明な点がございましたらお問い合わせください。
具体的な費用ですが、生活する場所がご自宅か施設か、お体の状態、自己負担割合等によって費用が異なります。
また、処置や検査、往診等を行った場合は別途費用がかかりますので、個別の費用については別途ご説明いたします。
次の表はあくまで目安です。
- ※お薬の費用は含みません。
- ※診療費は国の診療報酬改定により変更になる場合があります。
- ※当クリニックの施設基準の変更により、診療費は変更になる場合があります。
月2回の訪問診療を行う場合の診療費・居宅療養管理指導費の目安
70歳未満の方
| 限度額区分 | 月額診療費の目安 | 上限額 |
|---|---|---|
| ア | 20,000~30,000円 | 252,600円 ※1 |
| イ | 20,000~30,000円 | 167,400円 ※2 |
| ウ | 20,000~30,000円 | 80,100円 ※3 |
| エ | 20,000~30,000円 | 57,600円 |
| オ | 20,000~30,000円 | 35,400円 |
70歳以上の方
| 負担割合 | 月額診療費の目安 | 上限額 |
|---|---|---|
| 1割負担(限度額証なし) | 6,700~10,000円 | 18,000円 |
| 1割負担(限度額証区分ⅠⅡ) | 6,700~8,000円 | 8,000円 |
| 2割負担 | 14,000~18,000円 | 18,000円 |
| 3割負担(現役並み所得Ⅰ) | 20,000~30,000円 | 80,100円 ※4 |
| 3割負担(現役並み所得Ⅱ) | 20,000~30,000円 | 167,400円 ※5 |
| 3割負担(現役並み所得Ⅲ) | 20,000~30,000円 | 252,600円 ※6 |
- ※悪性腫瘍、スモン、指定難病、先天免疫不全症候群、脊髄損傷、真皮を超える褥瘡、人工呼吸器の使用、気管切開の管理、気切カニューレの使用、ドレーンチューブまたは留置カテーテルの使用、人工肛門・人工膀胱の管理、在宅自己腹膜灌流、在宅自己導尿、植え込み型脳・脊髄電気刺激装置による疼痛管理、携帯型精密輸液ポンプによるプロスタグランジンI2製剤の投与を行っている方は費用が異なります。
- ※初診月は上記と異なります。(上記に初診料、往診料などが加算されます。)
- ※当クリニックでは交通費(電気自動車の充電費用、高速料金など)、通信費はいただきません。
求めに応じ訪問した場合の往診料の目安
| 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
|---|---|---|---|
| 往診料9〜18時 | 720円 | 1,440円 | 2,160円 |
| 緊急往診料生死に関わるような状況 | 1,570円 | 3,140円 | 4,710円 |
| 夜間・休日往診料平日:6~8時/18~22時 土・日・祝日:9~18時 |
2,320円 | 4,640円 | 6,960円 |
| 深夜往診料22〜翌日6時 | 3,320円 | 6,640円 | 9,960円 |
ターミナルケア料金について
在宅でのお看取りとなりました場合、保険診療にてターミナル・ケア療養費として9,500円(1割負担の場合)をご負担いただきます。※当クリニック診察後病院に搬送し24時間以内に亡くなられた場合も同様です。
- 高齢者医療保険対象の方 → 負担金額上限内に含まれます。
- 高齢者医療保険対象外の方 → 高額療養費制度の適応となります。
領収書は大切に保管されてください。
診療の中止・契約解除について
当クリニックでは、安全で質の高い医療を提供するために、患者様・ご家族様との信頼関係が非常に大切であると考えています。多くの患者様に適切な医療を受けていただくため、次の行為があった場合には、診療を中止または契約解除することがありますので、あらかじめご了承ください。状況により警察に通報する場合があります。
- 治療に関する指導を遵守いただけない場合
- 秩序を乱し、診療や業務を妨害する行為
- 威嚇行為、暴力行為、セクシャルハラスメント行為、その他の迷惑行為
- 大声や暴言で診療などに支障をきたす行為
- スタッフに対する強要や執拗な要求行為と判断した場合
- 複数回に渡りご請求期限までにお支払いが確認できなかった場合
- 当クリニックの診療提供、運営、管理に重大な支障をきたす行為
- 当クリニックの規則に反する行為や正当な理由なく指示に従わない場合
よくある質問
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- 訪問診療とは何ですか? 開く
- 医師が定期的にご自宅や施設へ訪問し、診察や治療、健康管理を計画的に行う医療です。
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- 訪問診療と往診の違いは何ですか? 開く
- 訪問診療は、あらかじめ診療計画を立てて定期的に訪問する医療です。一方、往診は発熱や体調不良など、急な症状が起きた際に必要に応じて医師が訪問します。
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- 訪問診療はどんな人が利用できますか? 開く
- 病気や障害などにより通院が困難な方が対象です。高齢者だけでなく、がんや神経難病などで療養中の方、若い方もご利用いただけます。
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- 訪問診療はいつから始めればいいですか? 開く
- 「通院が大変になってきた」「付き添いの負担が大きくなってきた」と感じたときが一つの目安です。早めにご相談いただくことで、安心して在宅療養を続けやすくなります。
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- 自宅ではどんな医療が受けられますか? 開く
- 診察、採血、点滴、お薬の管理、在宅酸素療法、カテーテル管理、緩和ケアなど、ご自宅でも幅広い医療を受けることができます。
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- 夜間や休日に体調が悪くなったらどうすればいいですか? 開く
- まずは当院へお電話ください。症状をお伺いし、必要に応じて医師が往診を行ったり、救急搬送をご案内したりと、状況に応じて適切に対応します。
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- 訪問診療の費用はどのくらいかかりますか? 開く
- 医療保険・介護保険が適用されます。月2回程度の定期訪問の場合の目安は次のとおりです。
・1割負担:約4,000~18,000円/月
・2割負担:約8,000~36,000円/月
・3割負担:約12,000~54,000円/月
※診療内容や検査・処置などにより費用は異なります。詳しくはお気軽にお問い合わせください。
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- 施設でも訪問診療を受けられますか? 開く
- はい。ご自宅だけでなく、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの施設にも訪問しています。
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- ケアマネジャーや訪問看護と連携していますか? 開く
- はい。ケアマネジャー、訪問看護師、薬剤師など、多職種と連携しながら患者さんとご家族をサポートしています。
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- 夜間・休日も対応していますか? 開く
- はい。当院では24時間365日の連絡体制を整えています。また、ドクターカー(ホスピスカー)を導入し、必要に応じて医師が迅速にご自宅や施設へ訪問できる体制を整えています。
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- 相談だけでも大丈夫ですか? 開く
- もちろんです。「まだ早いかもしれない」「訪問診療の対象になるかわからない」という段階でも、お気軽にご相談ください。